カテゴリー: 英語発音矯正

waterの発音 /w/

waterの発音が通じない

仕事で英語使用頻度の高い受講生のお1人、上級レベルの英語力ですが、water /wɔ́ːtər/ の発音が聞き返されたり通じなかったりすることがあるとお悩み相談がありました。ここで考えられた原因は2つ。

(1)うぉーらー、のように北米発音を試みたが、terの部分が、それとも違う音となって発声された
(2)/w/の発音が不鮮明だった

workの発音も通じない

前述の受講生さま、実はwork /wə́ːrk/ も通じにくいのだと続けて説明して下さいました。とすると、おそらく前述の(2)が原因だと予測を立てました。実際発音して頂いたところ、/w/の音が弱いのが顕著でした。

/w/と「う」の混同

我々日本人にとっては、カタカナ発話をすると特に分かりやすいのですが、例えば、

woman  発音記号は /wúmən/
「ウーマン」とカタカナで発話すると、「う」がかなり脱力しているのが分かると思います。英語発音では、唇に少し力をいれて、すぼめる、口を尖らせる、ということが必要です。発音記号に /wu/とあるように、womanは /umən/ではありません。出だしの部分で 口をすぼめ/w/を発声しましょう。 細かいことのようですが

would, wolf, woolも通じなくなる

ということも起こってきます。

would/wud/は/ud/,
wolf/wúlf/ は/ulf/,
wool/wúl/ は /ul/

となり、随分と違う音に聞こえるはずです。ぜひ自分で試してみて下さい。文字で伝えられるのは限界がありますので、近日中に動画を撮りますので公開の際にはまたこのブログでご案内いたします。