カテゴリー: 英語発音矯正

produceのストレスの位置

◇近々動画にもする予定の先取りブログ記事です◇

動詞のproduce

作り出す、生み出す、生産する、作る、製造する、など対訳を挙げるときりがありませんが、動詞の produceはストレスの位置が、u の部分にあります。発音記号で書くと /prədúːs/

 

名詞のproduce 

名詞でproduceは、野菜や果物の農産物を表します。 名詞で使われる場合 o の部分、すなわちストレスが前方に移りまして、/próuduːs/ となります。 発音問題でテストに頻出したり、以前にTOEICの過去問でも「農産物」の意味で使われていた文章を見かけたこともあります。 

 

ストレスが移動するだけではありません

動詞の場合 /prədúːs/ 名詞の場合 /próuduːs/
ご覧の通り、動詞ではストレスが無かった曖昧母音の部分が名詞では /ou/という二重母音に変わっています。 このような変化は他の単語でも見受けられる事で、学習者さんからは「暗記事項が増えるじゃないか・・・」と嘆きが聞こえそうですが、ちょっと落ち着いて考えると、わざわざ取り立てて覚えるようなものでもないですよ^^  

まず、ストレスが置かれる場所は、母音です。 そして、ストレスを置きたいということは、明瞭に発音したいわけですから、そこは曖昧母音にしないことが基本です。それが道理にかなっていますよね^^

例えば:
project <動> prədʒékt  <名> prɑ́dʒekt
progress <動> prəgrés  <名> prɑ́gres

動詞では曖昧母音だった箇所が、名詞では/a/に変わり、そこにストレスがのっていますね。

 

面倒な単語?

こちらをご覧下さい。⇒ record <動> rikɔ́ːrd  <名> rékərd

(えーー、/i/が/e/に変わったりもしちゃうわけ???)と嘆きが聞こえそうですが、私の指導経験から言うと、「い」と「え」ほどに異なる音は、生徒さんたち結構、聞き分けられます。このような単語を repeat  after me してもらうと、意識的か無意識的か分かりませんが、ちゃんと音を拾ってくれるのです。

この記事で、少し気が楽になってくれた方がいらしたら幸いです。

投稿者:

はじめまして、アシストイングリッシュルームの髙木です。 18年の指導の中で、皆様に役立てていただけそうなお話をこのブログで公開していきます。英文法や発音矯正など、英語の独学にもご利用ください。 マンツーマンレッスンも行っております。1回から受講が可能ですので、「自分の発音は通じるだろうか」「おすすめの学習方法はないだろうか」などすぐに解決したいお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。 英語指導歴は18年(2022年9月現在)。教室は横浜市(中区、関内駅徒歩3分)にありますが、時代とともにオンラインでのレッスンも急速に増えています。(ありがたいことです。)世界のどこにお住まいの方ともレッスンができるなんて、素晴らしいです。 【学歴】カリフォルニア州立大学卒。 高校卒業後渡米。 カリフォルニアとニューヨークで大学に通いました。

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