今日の英単語 【express ①】
*音声は下にあります
✔ 発音記号 /iksprés/
✔ 意味
- (動詞)気持ちを表す、考えを述べる、伝える
- ひとまず、広い解釈で「show」と同じと考えましょう。では、具体的に、何をshowするのかを考えてみましょう。 答えは、「気持ち feelings, 意見 opinions, 事実 factsなど」を show します。 広いshowという定義の中に、expressという単語があると考えてみて下さい。
✔ 例文
- I would like to express my thanks for your kindness.
(あなたのご親切に感謝を述べたいです。)
would
would はwillの「過去形」と呼ばれる形です。 <ここで要注意!> 過去の話をしているのではありません。ただ、willという単語の「過去形」という呼ばれる形のことを表しています。
さて、動詞の「過去形」には、【距離感】を感じさせる働きがあります。距離感って何?ここでは【精神的距離】を表しています。 分かりやすく、まず、以下の2文を比較してみましょう。
I want to speak to Tom.
I would like to speak to Tom.
~を欲している、という気持ちを表す want ですが、want to speak というと「話したい」という、直球表現で、非常にダイレクトに聞こえます。ストレートな物言いですね。 一方、would like to speak というと「お話したい」とか「お話しさせて頂きたい」というような、雰囲気を生みます。
なぜ?
それは、wantを過去形のwouldにすることで、距離感を感じさせるからです。何種類かの距離感を生み出せますが、今回は精神的距離です。そもそも will という単語は「意思」という名詞もありますし、気持ち自体を表す単語ですので、精神的(気持ちの)距離を表すのは文字通り、と言えますね。
thanks
my thanksという表現には馴染みのない方もおられるかもしれませんね。
thanks で「謝意、感謝の気持ち」を表します。my thanks で「私の感謝の気持ち」となります。
for
my thanks for your kindness の for。
動詞が express ですから、気持ちを表す対象物が必要ですよね。表す、というからには、表す「先」があると考えて下さい。 その気持ちを向ける先を導くために使う単語が for となります。
行動の向かう先を表すのに使う基本的な単語が to となります。例えば I go to a convenience store. というと I が goする先が コンビニなので、to a convenience store となるわけです。ですが、この expressと言う単語には、物理的に向かうというよりは、気持ちをのせて向かいますので、toにハートを足した for という単語がぴったりです。
私のイメージでは 【to + ❤ = for】 です。