【リスニングテスト#16】太り気味
解説(音声解説は下)
➡ My brother had been out of shape ever since he was a little boy.
(私の兄は子どもの頃からずっと不健康でした。)
out of shape
✔ 不健康だ、健康的でない のように辞書に記されています。運動不足な状態や、体のラインが崩れて太っていることも表せます。さて、ここで「太っている」を訳す際に fat という単語が思い浮かぶ方も多いでしょう。fatという単語を、自分に対して使うのはOKですが人に対しては使わない方がよいです。大変失礼に聞こえます。
✔ (対義語で)健康的な体をしていることを表す場合
➯ He is in shape.
➯ He is fit.
などと表現します。
過去完了形
過去完了形については、リスニングテスト14番「どうりでお腹が痛いわけだ」というブログの中で説明していますので、ぜひそちらをご参考下さい。(リンク:リスニング#14)

➡ He had an annual medical checkup at work one day.
(ある日会社で年一回の健康診断を受けました。)
annual /ǽnjuəl/:年一回の、年次の
発音が難しい単語です。
① ストレスをしっかり置きましょう。appleと同じ「あ」です
② にゅ、の部分/j/はねっとりした感じで。上奥歯の内側に舌が触れるよう、上にあげて下さい。(まず日本語で「ゆ」と言う。→ さらに重い感じにしたいので、もっと舌を上にあげて音の変化を感じてください。)
at work:職場で
workを「職場」の意味で使う場合は無冠詞でOK!
➡ His blood pressure was high, and he was twelve kilograms overweight.
(血圧は高く、体重は12キロオーバーしていました。)
✔ blood pressure
blood は血液、pressure は圧力を表します。
✔ overweight
He is twelve kilograms overweight. の文のつくりが分かりにくい場合、以下のように考えてみましょう。このoverweightは形容詞なので、He is tall. や He is smart.と同じ構成と考えましょう。すなわち
He is overweight.
「標準より体重が重い」ことを表します。そこで「どれくらい重い」かを説明するため twelve kilograms を足して、
He is twelve kilograms overweight.
となっているわけです。
➡ He decided to go on a diet right then and there.
(その時、その場で、彼はダイエットをすることを決めました。)
go on a diet:ダイエットをする
ダイエットをする、は通常 go on a diet の形、または be on a diet と表現されます。dietは動詞の働きもありますが、日常英会話では前述の go on a dietかbe on a dietの形で登場すると思っていて下さい。
すでにダイエット中の状態であれば
➯ He is on a diet.
これからダイエット「するぞ」という意向を表すならば、
➯ He will go on a diet.
物理的にどこかに向かう時はgoを使って
➯ I will go to NY. のように言いますね。同様に、気持ちが向かう時も goを使えば良いのです^^
then and there:その時、その場所で
thenは時を表し、thereは場所を表します。すなわち、その時その場所で、という意味。
right は強調するために使っているだけです^^。
リスニングテスト #16 解説
読み上げた文章はこちら⇩
My brother had been out of shape ever since he was a little boy. He had an annual medical checkup at work one day. His blood pressure was high, and he was twelve kilograms overweight. He decided to go on a diet right then and there.