career の発音を見直す
発音記号 /kəríər / <音節> ca・reer
career を正しく発音する方法
この単語を上手に発音するには、 ●発音記号を見ること ●音節を知ること が最短の方法です。
発音記号➡ /kəríər / を音節ca・reerごとに区切って考えてみましょう。
まず音節の前半部分 /kə/ を正しく言えるか確認します。
ここで気を付ける点は、「カ」とならず /k/ の後の音が曖昧母音にできているか確認することです。ゆっくり発音した時に「カーーー」と聞こえると、カタカナ発音から脱却できません。「カ」にも聞こえるけれど「ク」にも聞こえる、とおっしゃる生徒さんが多いです。皆さんはどう聞こえますか?
日本語の「キャリア」とはストレスの位置も全く違うので、その点も要注意です!日本語は「キャ」にストレスが来ますが、英語では後半の音節にストレスがあります。(後半の音節に関しては③で取り上げます)その前に、まずは/r/の発音についてです。
② /r/ の発音
音のカラーって大切だと思います。「音のカラー?」・・・その音の持つ雰囲気、例えば
●明るい音 ●こもったような音 ●空気がシューシューとこぼれるような音 ●勢いがある音
などなど。
これは、個人の感じ方を優先すればよいと私は思っています。人によって感じ方は様々ですから。/r/は私には、犬が唸るような「こもった」音に聞こえます。まずそれをイメージしながら音を出そうとしてみてください。
そして、次に調音について考えましょう。調音とは・・・音声学において、口・鼻・喉などの諸器官をうごかして言語音を作成することです。/r/ の音を作ってみましょう。有声音(喉仏が震えている状態で発せられる音)なので、唸りながら、舌の真ん中を後方に引き上げてください。そのとき、舌の先がそり上がったり、上あごに触れないようにしましょう。正しくできない人は、舌に力が入りすぎているかもしれません。または、舌の両側に力が入ったり、力が入りすぎて頬の方に伸びていることが考えられます。
③ 単語の後半部分について
/ríər / について考えましょう。2番でお話したように、/r/の音をきれいに発音しながら、/i/に音を移行します。そして、次ですが、北米では/r/をはっきりと発音しますが、それでも、前半の/r/ ほどには気合が入っていないような/r/です(笑)事実、引き上げられた舌も、最後にはずいぶんと下がってきているはずです。
イギリスやオーストラリアでは、私には/r/を音にしているようには聞こえません。曖昧母音(/ə/)で止まっているように聞こえません。/r/の音がないぶん、あっさりとしたような音で終わっています。ちなみに、韓国を表す Korea と音が似ていますね。Koreaの発音記号は/kəríə/
career /kəríər / Korea /kəríə/
ほぼ同じですね(笑)careerの最後の/r/を言わない地方の人にとっては、同じ発音ということですね。
解説は以上です!音の勉強なので、必ず下の音声解説をお聴きくださいね。本日も英語のお勉強、お疲れさまでした!
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英語発音の見直し career