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【英語発音】ガラン、って何?

聴きとれない語の並び

「ガラン?」と、困惑した表情をされることの多いこの音。その正体は、got an という語の並びを自然に発音(北米流)した時に生まれる音です。

では音声レッスンをお聴きください。レッスンで話される英文は以下の通りです。

音声レッスンメモ(英単語・英文)

  1. I’ve got an exam coming up next Tuesday.
  2. I’ve got an appointment tomorrow morning.
  3. I’ve got an apple in my car.
  4. He’s got an umbrella. Why don’t you borrow it?
  5. He’s got an interesting job.
  6. She’s got an important customer visiting later in the afternoon.

今日のまとめ

ガラン、と聞こえたら反射的に got an と解釈できるようになろう。

➡ 頻出する語の並びで発音練習をする方が効率が良い。
➡ got an の後は、再び母音で始まる単語がくるので an + 単語、この箇所にも音の連結が起きる。結果、聴きとりが難しくなることがある。でも練習あるのみで何とかなります!がんばって下さい♬

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音声のみのブログ【リスニング練習】

laundromatについて話します

今日は音声だけ!わずか1分49秒です♪ 

また、プレゼンテーションやスピーチをする時のような、凝った構成をしていません。短いうえに、気楽に聞いていただける文章なので、ぜひ聴きとり練習してみて下さいね♬

聴き取り listening practice!

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イディオムを学ぶ必要性

イディオムを学ぶ必要性

<結果から言いますと> 王道な言葉を使えるようになったうえで積極的に学ぼう!


イディオムとは


「イディオム」とは、複数の単語が組み合わさって、それぞれの単語の元の意味とは別のことを表す言い回しのことです。それぞれの単語からは全く想像のつかないものもあれば、比較的、直接的で想像や推測のたつ表現があったりもします。

例えば、

Chris and Jennifer founded a company together, but things have gone downhill soon after that.
(クリスとジェニファーは会社を設立しましたが、間もなくして事が悪化しました。)

ここで go downhillという表現を使いました。

字面どおりでは、坂道を下る、という意味になりますが、それを例えとして「get worse」と同じことを表せます。これは想像がつきやすいイディオムのひとつでしょう。

いっぽう、

We are back to square one.
(我々は振り出しに戻りました。)

back to square oneというイディオムは、「back to the very first stage of something」すなわち、「振り出しに戻る」という意味で使われます。(プロジェクトが上手くいかず、最初からやり直しだ・・・というような意味の「振り出し」です。)

このような表現は、単語から想像することは難しいと思われます。

 

 


イディオムを学ぶ必要はあるか


<回答> 学んだ方が良い。王道な言葉を使えるようになったうえで積極的に学ぼう。

<解説>
イディオム表現を学ぶ前に、王道な表現を確実に使える方が大切だと思います。例えば、前者の文ならば、(Things went downhill. 以前に)Things got worse. 後者の文ならば、(We are back to square one. 以前に)We have to start from the very beginning.とかWe have to start all over again. 等と言えるようになることです。

イディオムは国や地域によって異なるものもあります。なので、無理に学ばなくてもよいとは思いますし、渡航予定のある人は渡航後どんどんその地で吸収すればよいでしょう。

なので、学ぶべき、とまでは言いませんが、学んだ方がメリットが多いです。

繰り返しとなりますが、【まずは王道な表現を学ぶ】ことが大切です。次のステップとして、イディオムを学ぶことをお勧めします。

 


イディオムを学ぶ理由:リスニング力アップのため


イディオムは、自分が使えなくてもよいのですが、聞いて分かるようにしていたほうが、英語が断然楽しくなります。

イディオムをもじってジョークが作られていたりするのですが、例えば映画やドラマにおいて、それは字幕や吹替ではどうしても表現しきれません。元の英語表現を知っていてこそ、クスっと笑えます。

また、映画やドラマを観ない方でも、ネイティブスピーカーと話す時には、多少イディオムが使われるので、相手とより通じ合うためにも知っておくほうが良いと思います。

よって、英語の映画やテレビドラマを英語のままで楽しむことがでますし、ネイティブスピーカーたちの英語が深く理解できたりして会話がはずみますので、イディオムを知っていて損はありません。

 

シナプスのフリーアイコン2

 

リスニング力とは

リスニング力に悩む方の多くが、自分の「耳の力」を疑問視されます。が、実のところ、耳でどれくらい英語が理解できるかというのは、(イディオムも含む)語彙力に関係していると思います。たとえ一言一句聞き取れたとしても、その表す「意味」が分からなければ、リスニングは成立しません。

言い換えますと、聴こえた単語が頭の中で意味を成すかどうか、それこそがリスニング力であるはずだからです。知らない表現というのは、100%「聴こえ」たとしても、「理解」は0%です。

例:

(Aさん)go downhill の意味を知っているが、go downh…までしか聴きとれない
(Bさん)go downhill の意味を知らないが、go downhillと相手が話しているのは聴きとれる

このケースでは、相手とスムーズに会話できるのはAさんでしょう。なぜなら、go downhillの「意味を知っている」から、次の一言(返答)が出てくるからです。80%程度の音から、完全には聴きとれなかった部分を自動的に埋めることができます。なぜなら、「意味を知っている」からです。どのような話題の中で使われる表現なのかを「知っている」からです。

聴こえる、ということと、知っている、ということは全く別の物です。
リスニング力はその両方を鍛えてこそUPします。

 

✔ 高木からのアドバイス
イディオムは、王道な言葉を使えるようになったうえで積極的に学びましょう。