【リスニングテスト#17】二人の共通点
解説(音声解説は下)
➡ Amy has something in common with her little sister, Chloe.
(エイミーと妹のクロエには共通点があります。)
共通点がある:have something in common with~
have something in common with ~と習うことが多いと思います。辞書や単語本などにはこのような表記が多いでしょう。今日初めて知った!という方は、ぜひ次のように理解をしてください。
英語上達のポイント① 暗記方法
① 「エイミーには何かがある」ので、Amy has something と、ひとまず『文の軸』を完成させます。
② somethingってどのようなthing? ⇒ in common (共通項にあるthing) ※something とは、「some=とある」「thing=事」です。
③ 『共通』ということは、誰と共通? ⇒ with Chloe
よって、Amy has something in common with her little sister, Chloe. が仕上がります。
段階的に考えて単語をくっつけていくと、結果的に、常に have something in common withという語の並びになります。
英語上達のポイント② SVをできるだけ早い時点で完成させよう
Amy has something in common with her little sister, Chloe.
を
Amy and her little sister, Chloe, have something in common.
としても良いです。大きな違いは、主語の長さです。長い主語がNGということではありませんが、私はなるべく、「主語(S) 動詞(V)」を短く簡潔に作ることをおすすめしています。そして、SVが完成(すなわち、文の軸が完成)した後に、枝葉を付けて詳細を追加すればよいのです。これは「英語上達のポイント①」と結果的に重複します。
この文の場合、SVをできるだけシンプルにするために作られる文の軸が
Amy has something. (主語S 動詞V 目的語O)・・・【ステップ①に等しい】
この形は、『英語上達のポイント①のステップ①』と同じ文になります。
次に、something を説明するために in common を使って説明を加えます。・・・【ステップ②に等しい】
Amy has something (どんな?)in common(誰と?)with her little sister, Amy.
SVをできるだけ早い時点で完成させるにはとは?
『”I love you.” を仕上げる』ことだと思います。
Amy has something. は I love you. と同じ構造です。これを文の軸として、そこから情報を追加しながら完成させていくことこそが、会話力につながると思います。
会話をする時、あらかじめ話す文が頭の中で完成してから話始めたりしませんよね?日本語を話している自分を想像して下さい。
「話しながら・・・次に・・・言う・・・言葉を・・選びながら・・口を・・・開いて・・・います・・・よね?」 そう、まさしくこんな感じです。
➡ They both have very long hair.
(二人ともとても髪が長いです。)
髪が長い、の主語は?
髪が長い、と聞くと The hair を主語にする人もおられるでしょう。もちろんそれでもOK。
Their hair is very long. でも通じます。しかし、ネイティブスピーカーはどう話すか?と考えた時に、やはり have を使ったパターンの方が断然多いでしょう。(国や地域によって差異がありますので、あくまでもLAとNYで生活した私の意見としてご理解下さい。)
➡ They get their hair cut only once in a blue moon.
(二人はめったに髪を切りません。)
プロにサービスを受ける時の表現方法
主語「が」動詞「する」ということが全面にでる英語。なので They cut their hair. というと、二人がはさみを持ってチョキチョキと切っているように聞こえます。
髪を切ってもらう、ネイルをしてもらう、など、専門のスキルを持った人に「してもらう」ことを表す時はgetやhaveを使って以下のように表現するのが一般的です。

➯ I got my hair cut yesterday. またはI had my hair cut yesterday.
(昨日髪を切ってもらった)
➯ I got my hair colored yesterday. または I had my hair colored yesterday.
(昨日、カラーをしてもらった。)
➯ I got my nails done last week. または I had my nails done last week.
(先週、ネイル行ったんだ~)※ネイルサロンでしてもらった。
更には、美容整形などもこの表現を使いまして、例えば鼻の整形をしたなら、
➯ I got my nose done. または I had my nose done.
などと表します。
once in a blue moon
rarely と同じ意味。「めったに~ない」と訳すと否定文に聞こえますね。肯定文を否定文で解釈するのは、脳が逆に働くかんじがして、しんどくないですか?(笑)私のおすすめは、「稀な頻度で」と理解する(覚える)方法。そうすることで、英文を前から順に処理できます。
They get their hair cut (髪を切ってもらう)/ only once in a blue moon (稀な頻度で).
リスニングテスト #17 解説
読み上げた文章はこちら⇩
Amy has something in common with her little sister, Chloe. They both have very long hair. They get their hair cut only once in a blue moon.